2017年3月18日

A列車で行こう3D ダイヤ、資材に関するあれこれ

私はまだA列車で行こう3Dを始めてから一ヶ月も経っていませんが、
いろいろ解ったことがあるので綴らせていただきます。

まず、回送設定について。ポイントの切り替え部は要注意です。
回送時間をなしにしていても、運休時間に入って駅に入るまでの間にポイントがあると、
ポイントを通過する際に回送設定の方を参照してしまい、列車が迷走してしまう場合があります。
回送設定の活用例としては車庫入れダイヤを組む時など。
使わない場合でもポイント分岐の設定には気をつけてください。

こだわった町並みを作っている人に優等ダイヤを組んでいる人がいますが、
ゲームクリアに必須ではないので無理して組む必要はないです。
ただ、旅客列車の運休時間の夜中に貨物列車を走らせたり、
「人」の字のように路線を合流させたりと言ったのはシナリオによっては有効です。
単線すれ違いダイヤは初心者が手を出すにはかなりハードルが高いので非推奨。
土地が狭いシナリオや、極端に短い路線では有効ですが、
設定を誤ればあの赤いアイコンを見ることになります。
基本は複線、左側通行で。駅周辺の発展は一日の利用者の数に比例するので、
許容量の多い複線の方が後のことを考えると良いはず。


プレイしている方はお分かりですが、A列車3Dには「閉塞(※1)」の概念がありません。
PC用のフリー経営SLG「Simutrans」では、
線路上に信号を配置することによって閉塞を再現できましたが、
A列車3Dにはそれが無いので列車のデッドロック(緊急停止)をよく見ることになります。
(その代わり、Simutransでは時刻指定発車ができないのでダイヤを組むのが困難。
列車の間隔を開けるにも広大な「車両基地」を作る必要がある)
単線すれ違い路線を運用するならSimutransの方が簡単だと思われます。

※1:線路を一定区間で区切り、一区間内に列車が二つ以上入らないようにするシステム


次に、資材の供給についてですが、資材工場を建てる場所には注意が必要です。
近くに住宅や農地があると稼働率が大幅に下がり、資材の生産量も減ってしまいます。
工業物件は住宅にも悪影響を及ぼすので、住宅地からは離してください。
それでも発展が進むと、工業地区(資材拠点)に住宅が迫ってくる場合がありますので、
周りの土地を買収するなり資材置き場で埋め尽くすなどで対策を取ることを勧めます。
資材置き場は資材工場の立地を向上させるので一石二鳥です。
これとは逆に、住宅地のど真ん中に工場が建ってしまう場合もあります。
これは製油所などの高額な工業系子会社を工業地区に建て、
工業の需要を下げて工業物件が建ちにくくすることで対処します。
火力発電所はとてつもなく高額なので、クリア後もプレイし続ける時限定でしょう。

資材の運搬手段は年代、シナリオによって使い勝手が異なります。
例えば、年代が新しい「湖水に映る街」では、
各種資源を二個運べるセミトラクタが使えるので道路運搬が強いです。
一方、初期の公共交通利用率が低く、道路を引くのを躊躇う(※2)シナリオである
「たそがれの離島」では、貨物列車による運搬が有用と言えます。
どちらにも共通することは、距離が遠いと融通が効かなくなるので、
所々に資材の供給拠点を作った方がやりやすいと思います。

※2:道路総延長nキロメートルを達成する度に公共交通利用率が5%低下


資材運搬のもう一つの課題は、発展状況によって資材の消費量が変動することです。
特に、建設現場が大量に出来ている状態では、トラックの輸送量では少しきついです。
しかし、貨物列車ならまとまった量を一気に運べます。
線路も既存の路線を流用し、終電の後に貨物列車を走らせれば無駄がありません。
(旅客列車を隣町や車庫に退避させない場合、
2面2線以上ないと貨物列車が止まれない恐れがあるので注意。
あと、距離が遠すぎると旅客列車の始発に間に合わず、ダイヤが乱れる原因になり得る)